幕内玉鷲が属する片男波部屋の九州場所宿舎は福岡県朝倉市にありますが、その朝倉市が2017年に集中豪雨で被災したときには、玉鷲はまっさきに援助の手を差し伸べて、住民の方々を励ましてくれたのは、地元紙でも大きく取り上げられました。その玉鷲が朝倉市の親善大使を努めているのですが、今度の九州場所から、玉鷲が勝つたびに同市の明元寺が勝利の鐘を鳴らすことになりました。
鐘を鳴らすことで恩返しをしようと企画した関係者は「朝倉に勇気を与えてくれている玉鷲関をみんなで応援したい」ということで、寺の住職さんに相談して、門徒の方たちも大賛成したとのこと。
玉鷲が白星をあげると午後6時に住職や門徒が勝利の鐘を3度突くそうです。
第一の鐘は勝利を祝、第二の鐘は被災者の復興を祈り、第三の鐘は翌日の勝利を願うそうです。
仮に負けても翌日の勝利を願うために鐘は打ち続けるそうなので、玉鷲にとっては九州場所で活躍できる強い味方となってくれます。
片男波部屋
豪雨被災地朝倉市を励ます玉鷲に勝利の鐘を届ける
