新旧大関の悲報と朗報が交錯した九州場所8日目。
膝の怪我で序二段まで下がった元大関照ノ富士が、幕下10枚目で4戦全勝として、残り3番だが、来場所に十両昇進への道が開けた。まだ腰高の立ち会いは多いが、これは照ノ富士本来の取り口だ。相手が十分の組手になってもまわしさえ取れば、勝機を見出す力も強くなってきた。後はケガをしないこと。ケガさえしなければ、もうとっくに横綱になっていてもおかしくはなかったが。
残り3日間も全勝する気持ちで頑張って欲しい。
※画像引用:ニッカンスポーツ
さて、今日また一人休場する力士が出た。
大関カド番の高安だ。幕内土俵入りはしたのだが、土俵に上がってから、様子がおかしかったが、幕内の取り組みが進み午後5時前に急遽欠場届を出した。境川巡業部長の話では、ギックリ腰のようだと報告を受けている。
昨日までに3勝4敗と負け越しており、今場所残りを全休すれば、来場所は番付を下げる。
場所前に女性歌手の杜このみと婚約発表した喜びもつかの間な奈落の底におちていくような不運に見舞われた。
ギックリ腰は再発する可能性が高いので、今後の相撲に大きく影響するだろう。
昨日連敗を止めた大関貴景勝は好調の明生を睨み倒してして、得意の突き押しで完勝。
今日の一番を見る限りでは、左胸のケガも心配ないようだ。
そして関脇御嶽海も勝って後半に巻き返し、白鵬追撃の期待も持てた。