2019年九州場所は満員御礼で迎えた6日目も上位陣に波乱が起きた。波乱と言うより、日頃の稽古不足による白けた相撲内容だ。とくに不甲斐ない相撲を取っているカド番大関高安だ。場所前は婚約を発表したスマイルも今じゃ洒落にもならないほどお祝いムードをぶち壊している。
とにかく腰が高い。普段でも腰が高いのに今場所は左手の故障をかばうあまりに右手突き、かち上げを多用するが、足がついていかないものだから、あっけなく土俵下に落ちていく。
もう明日7日目から休場して、ケガをしっかり治すことだ。
一度関脇に落ちないと高安の甘い考えは治らない。
不甲斐ない力士がもう一人いる。
大関取りを狙っていた関脇御嶽海は、気力なくあっけなく3連敗。大関昇進より、端正なマスク(??)の目上の傷の痛みのほうが気になるんだろう。今日の宝富士との一番も見た目は頭から当たっているようにみえるが、素人目を誤魔化すように、ただ宝富士の胸に頭を置きに言っている。
突き上げもまったく威力もなく、宝富士にあっさりマワシを取られ引きつけられると、参りましたというように土俵を割った。
同じく、貴景勝も玉鷲のとの一戦では足がついていかずに押し出しで負けて3杯目。
この3人共稽古不足が露見した取り口になっている。
注目の小結朝乃山は遠藤との一戦で、相手を土俵際に追い込むが、右上手にこだわりすぎて、墓穴を掘って、遠藤に転がされて負けて2敗。
まだ相撲も若い。