九州場所5日目;大関取りを狙う関脇御嶽海は3日目に負うた右目上の傷が心配で昨日、今日と手痛い連敗をして、大関取りへ黄信号が灯った。この連敗は審判員の心象を悪くする相撲内容だった。
今日の相手は、勝ちを計算できる平幕の隠岐の海なのだが、制限時間いっぱいの立ち会いに威力がなく、頭で当たるのもケガしない程度でごまこそうとしても、懐の深い隠岐の海には通じない。御嶽海は突っ張りで攻勢をかけるが、隠岐の海に回られて、突っ張りも空回りしたところをスパッと両差しを許して寄り切られた。
真剣に大関を狙うなら、もっとガツンと頭で当たるべきだ。
目の上の傷を6針縫った後なので、傷口が塞ぎきっていないからだろうか?
ケガの再発~出血を恐れていては、大関取り宣言なんかするものではない。
大関取りへの気迫が感じられずに負けた姿を見ると一ファンとして腹が立つ。
相撲をなめとんのか?
朝乃山は、早い出足と力強い寄りで4勝1敗とした。
恐らく白鵬と優勝争いをする一番手になるだろう。