初場所速報(1月)

2017年初場所観戦速報

2017年初場所は、大関稀勢の里が念願の初優勝を達成し、19年ぶりの日本人横綱も手にした。では、初場所を振り返っていきましょう。まず三役以上から、大関とりに失敗した小結高安は、初日こそ日馬富士に敗れはしたものの、2日目に大関照ノ富士、5日目横綱鶴竜、9日目には横綱白鵬を撃破して、稀勢の里の優勝を援護した。結果的に11勝4敗と好成績を収め、大関とりへの足掛かりを気づいた。先場所から人が変わったように成長している関脇玉鷲も9勝6敗と活躍。

しかし、三役では、関脇正代が負け越し、大関琴奨菊も負け越してついに大関を陥落した。来場所10勝以上で大関復帰となるが、見通しはかなり厳しい。この他、大関照ノ富士は、膝の故障が続き4勝11敗と大きく負け越し、来場所はカド番。横綱では日馬富士が8日目から、鶴竜が11日目から、大関豪栄道も13日目にケガにより休場した。

今場所の稀勢の里は、初日こそ腰高の悪い面が見られたが、15日間安定した相撲内容だった。不利になったときの引き技もなく、終始前に出る立ち合いは、これまでと違った。14日目に優勝を決めて、迎えた千秋楽は横綱白鵬との一戦。これに勝てば文句なしの横綱推挙も確実となるなか、土俵際まで追い込まれたが、逆転のすくい投げで勝利。

ついに19年ぶりの日本人横綱誕生が確実となった。

平幕では、前頭筆頭の御嶽海が、初日から大関豪栄道、照の富士、琴奨菊、横綱日馬富士、鶴竜を撃破して11勝4敗として今場所を盛り上げた。37歳のベテラン豪風、嘉風も切れのよい相撲で勝ち越した。

来場所から4横綱になるが、これまで優勝はモンゴル勢の横綱中心で争ってきたが、若手の成長が著しく、これまでと違った優勝争いになる。しかし。稀勢の里が優勝し、横綱になったことにより、これまで以上に大きく化ける可能性があり、連続優勝も可能性が大きい。ケガが多い日馬富士、鶴竜にとっては正念場となる一年になるだろう。

来場所は、十両から人気の宇良も新入幕を果たすので、さらに盛り上がるだろう。一方ではひざの故障で十両に落ちて今場所も負けこした安美錦は年齢もあって、引退も時間の問題かもしれない。幕下に陥落している豊ノ島は勝ち越したものの、十両への復帰は難しいかもしれないが、ケガさえ回復すれば関脇まで登った力があるだけに、再入幕も不可能でない。

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