春場所観戦速報(3月)

2016年春場所観戦レビュー!白鵬36回目の優勝!

大相撲春場所は大関稀勢の里、豪栄道が奮闘するも白鵬が36回目の優勝。春場所の観戦レビューと5月場所に向けての展望。
春場所星取
星取表は日刊スポーツより引用
今場所は大関琴奨菊の綱とりに注目。5日目の隠岐ノ海に土俵際まで追い込んだが叩かれて黒星。中日までに1敗できたものの9日目に全勝の稀勢の里に叩かれ2敗。以降けいこ不足と集中力が途切れ終わってみれば今までの琴奨菊と変わらない8勝7敗になった。

初日に横綱白鵬、鶴竜が敗れ荒れる春場所を予感させるスタートになった。その中で稀勢の里、ご当所力士ながらカド番大関豪栄道の奮闘がひかり10日目を終わって、白鵬をリード。しかし、初日負けて白鵬は目が覚めたのか、鋭い出足、強烈なかちあげは全盛時を彷彿させた。そして11日目は稀勢の里と大一番もあっけなく、「力と優勝への執着心」の差を見せつけ白鵬の圧勝。

続く12日目は稀勢の里は日馬富士との一戦。得意の左四つになりながら、慌ててはたき込みを食らって2敗。またしても優勝は逃げた。今場所の稀勢の里は故障菊戦で見せたあの立ち合いと勝負へのこだわりを15日間維持すれば、優勝も横綱も手中にするのだが、勝負への執着心が薄い。

執着心と言えば、千秋楽の白鵬と日馬富士の一戦もそうだ。白鵬が負けて稀勢の里の相星決戦を期待していただけに、白鵬が変化をして勝った一方的な相撲に筆者に限らず観客はブーイング。

しかし本人は4場所優勝から遠ざかっており、何とか優勝したいという執着心がこういう結果になったと思う。白鵬ばかり責められまい。そういう精神を他の力士は持たないと、白鵬が引退しない日本人は日の目を見ることはないだろう。

鶴竜10勝5敗、日馬富士9勝6敗は、横綱として褒められた数字ではない。鶴竜の相撲をみていると集中力も半端だし、横綱として取り口にはほど遠い。日馬富士はケガが多いが、それでも勝負へのこだわり、横綱として責任感は評価できる。

さて、豪栄道は、右手首の故障も回復し、ご当所でカド番を脱出したものの、14日目に今度は左足内側の筋肉を傷めている。千秋楽はあっさり稀勢の里に寄り切られた姿を見ると来場所も不安定な相撲が続くだろう。

琴奨菊は綱とりが白紙になって、再出発だが、先場所のような復活はあるか?年齢的な体力の不安と、綱とりへの集中力が復活できるか、稽古いがいに道は開けない。来場所も今場所同様な取り口なら結果として引退も早いかもしれない。

今場所は三役陣が総崩れにも終わった。嘉風のこれまでの圧力とスピード感は見られず、豊ノ島、栃煌山は故障、初日は苦悩に買ったマツコ(宝富士)も体の硬さが出て負け越し。

琴奨菊の弟弟子、琴勇輝が12勝3敗で殊勲賞。来場所は関脇に昇進だろう。五月も同様の活躍を期待するが、これが実力と思って舐めていると怪我したり、大敗する。

来場所は、稀勢の里が優勝するのは今場所同様に下位に取りこぼしをしないで、3横綱を破ることだ。その結果としてなら横綱推挙の声は上がると思う。



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